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「うちのブロック塀、なんだか最近ふっくらしてきたような…」
そんな風に感じていませんか?
もしかしたら、それはブロック塀や擁壁の「ふくれ」という現象かもしれません。
今回は、そんなお悩みを解決してくれるかもしれない注目の塗料、「ロック透湿コート」をご紹介します。
プロの視点から、ロック透湿コートの効果や塗り方、注意点などをわかりやすく解説していきますね。
この記事を読めば、あなたもきっと、ロック透湿コートでブロック塀や擁壁の悩みを解決できるかもしれませんよ。
なぜブロック塀や擁壁はふくれてしまうの?
ブロック塀や擁壁のふくれは、内部に水分が溜まることが主な原因です。
雨水などがブロックの隙間から浸入し、内部に滞留。
気温の変化によって水分が膨張したり、凍結融解を繰り返したりすることで、内側から圧力がかかり、表面がふくれてしまうのです。
特に、以下のような状況ではふくれが発生しやすいと言われています。
- 日当たりの悪い場所
- 湿気の多い場所
- 古いブロック塀や擁壁
- ひび割れがあるブロック塀や擁壁
ロック透湿コートってどんな塗料?
ロック透湿コートは、ブロック塀や擁壁のふくれ対策に特化した水性塗料です。
最大の特徴は、その名の通り「透湿性」が高いこと。
内部に溜まった水分を外部に放出し、ふくれの原因となる内部からの圧力を軽減してくれるのです。
さらに、以下の点もロック透湿コートの魅力です。
- 優れた防水性: 雨水の浸入を防ぎ、内部への水の侵入を抑制
- 高い耐久性: シリコン配合で、紫外線や風雨からブロック塀や擁壁を保護
- 美しい仕上がり: ツヤ消しで落ち着いた印象を与え、景観を損なわない
- 簡単な施工性: 水性なので扱いやすく、DIYにもおすすめ
ロック透湿コートの選び方:4kgと20kg、どっちがいい?
ロック透湿コートには、4kgと20kgの2種類のサイズがあります。
どちらを選ぶべきか迷う方もいるかもしれませんね。
選び方のポイントは、塗装する面積です。
- 4kg: 小規模な範囲の補修や、ブロック塀の一部のみを塗装する場合におすすめ
- 20kg: 広範囲を塗装する場合や、ブロック塀全体を塗装する場合におすすめ
おおよその目安としては、以下のようになります。
- 4kg: 約10〜14平方メートル(2回塗り)
- 20kg: 約50〜70平方メートル(2回塗り)
ご自宅のブロック塀や擁壁の面積を測り、必要な量を選びましょう。
もし迷ったら、少し多めに購入しておくと安心です。
ロック透湿コートの塗り方:DIYでもできる?
ロック透湿コートは、DIYでも比較的簡単に塗ることができます。
ただし、美しい仕上がりを実現するためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
必要なもの
- ロック透湿コート
- 塗料用ローラーまたは刷毛
- 塗料用トレイ
- マスキングテープ
- 養生シート
- ヘラやスクレーパー(汚れや剥がれを落とす場合)
- 高圧洗浄機(あれば)
- 下地調整材(必要に応じて)
塗り方の手順
- 下地処理:
- ブロック塀や擁壁の汚れ、コケ、カビなどを落とします。高圧洗浄機があれば便利です。
- 剥がれかけている塗膜は、ヘラやスクレーパーで取り除きます。
- ひび割れや欠けがある場合は、下地調整材で補修します。
- 油分やホコリは、中性洗剤などで洗い流し、よく乾燥させます。
- 養生:
- 塗料が付着して欲しくない箇所を、マスキングテープと養生シートで保護します。
- 塗装:
- 塗料をよく混ぜます。
- ローラーまたは刷毛で、ブロック塀や擁壁に塗料を塗布します。
- 最初は薄く、均一に塗るのがポイントです。
- 1回目の塗装後、乾燥時間を守ってから2回目の塗装を行います。
- 2回塗ることで、塗膜の厚みを確保し、耐久性を高めます。
- 乾燥:
- 塗料が完全に乾燥するまで、触らないようにします。
- 乾燥時間は、気温や湿度によって異なります。
- 塗料の取扱説明書を確認してください。
- 養生剥がし:
- 塗料が完全に乾燥したら、マスキングテープと養生シートを剥がします。
塗り方の注意点
- 天候の良い日に塗装しましょう。(雨の日や湿度の高い日は避ける)
- 風の強い日は、塗料が飛び散る可能性があるので注意が必要です。
- 塗料は、必ず取扱説明書に従って使用してください。
- 塗装中は、換気を良くしましょう。
- 皮膚に付着した場合は、石鹸でよく洗い流してください。
- 目に入った場合は、水で洗い流し、医師の診察を受けてください。
ロック透湿コートのメリット・デメリット
メリット
- ブロック塀や擁壁のふくれを防止できる
- 防水性が高く、雨水の浸入を防ぐ
- 耐久性が高く、長期間美しい状態を保つ
- DIYでも比較的簡単に塗ることができる
デメリット
- 他の塗料に比べて、価格がやや高め
- 下地処理をしっかり行う必要がある
- 色数が少ない
まとめ:ロック透湿コートで快適な住まいを!
ブロック塀や擁壁のふくれは、放置すると建物の劣化につながる可能性があります。
ロック透湿コートは、そんな悩みを解決してくれる頼もしい塗料です。
少しでも「ふくれ」が気になったら、ぜひロック透湿コートを試してみてください。
きっと、あなたの住まいをより快適にしてくれるはずです。
今回の記事が、あなたのブロック塀・擁壁のお悩み解決に少しでもお役に立てたら嬉しいです。
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